2024年12月5日木曜日

オリジナル曲を作る

田総軽音部ではオリジナル楽曲の制作プロジェクトを進めています。
プロの楽曲のコピーは春と夏の課題曲や普段の練習で取り組んでいますが、大会と合同ライブへの参加はオリジナル楽曲で臨みます。
どんな人でもバンドを始めれば「いつかはオリジナルを」と考えますが、世田総軽音部は1年生の夏休みに1曲、最初のオリジナル楽曲を作り上げます。やってみれば意外とできるものです^_^君が作るオリジナル曲は世界で唯一のメロディです。

↓それでは部員のオリジナル楽曲制作の
取り組みを紹介します↓


 リジナル曲を作り始めたきっかけは室井先生との出会いがきっかけです。それまでは、三年間ずっとカバーでやっていくと思っていたし、それで十分だと思っていました。しかし、室井先生から本気の高校軽音の話を聞いて、なんかやってみたいな。と思っていました。また、初めて行った他校の合同ライブ「外環ロック」で同じ高校軽音なのに全然違うと格の違いを痛感しました。

 オリジナルを作るにあたってはじめにやったことはとりあえず、どうやったらベースを作れるのかをインターネットで調べました。コードと同じ音を弾いておけば大丈夫という大雑把すぎる検索結果からルート音を探して、なんか変だなと思ったところを感覚で治すことをしていました。しかし、感覚だけではやってられないので音楽の先生に音楽理論について聞いたり調べたことをノートにまとめて初めて作った時よりも作り方がわかって行きました。後は、とにかく幅広いジャンルを聴きまくっていました。彩萌や空が作ってくれた曲がどの系統に分類されるのか探し、その系統のベースラインを参考に作っていました。
 自分のバンドでオリジナル曲をやってみて、自分のバンドとして伝えたいことやかっこいいバンド、かっこいい曲ってなんなんだろうと考えることが多くなりました。同じ高校生なのに痺れるくらいかっこよくて衝撃が走ったバンドをたくさん見て、そのバンドがどうしてかっこいいのか、どこがかっこいいのかを思い出して、自分も誰かに響く曲を届けたいと思うようになりました。私は衝動的少女と非国民△を掛け持ちしていたのでどっちも曲に伝えたいことがあってどっちも違う想いが込められているのでそれを形に出来た時がものすごく楽しいとやりがいを感じていました。特に今年の夏は非国民△の曲で想いや伝えたいことをメンバーと考えやりたい音楽、見ている人に届くライブ目標に様々な大会やライブに参加していました。そのおかげで、他校の同級生と仲良くなることが増え、軽音友達が増えました。合同ライブをすること、オリジナル曲を作ることを他校の友達と話してさらにやる気が増えました。嬉しいことに、「ライブかっこよかったです!」と言って頂けることが増えてやっと初めて見た外環ロックのメンバーと同じ土俵に立てたと思いました。音楽を通して人と関わることが増えたこと、自分の気持ちをライブに込めること、オリジナル曲を作って友達とお互いのバンドの好きなところを話す瞬間がすごく楽しくて大好きでオリジナル曲を作って、たくさんライブして良かったと思います。
 曲を作る時にすごく助かっていることは、楽曲分析です。私はアーティスト被りなしでやっていたので幅広い曲と出会い、特徴を分析することが出来ました。そのおかげで非国民△はこの弾き方、このフレーズが合いそう、衝動的少女はここにベース目立たせればいいのかな、という各バンドの曲に合う弾き方や音作りを考えることが出来ました。楽曲分析以外にも、コピーをやっていた頃を思い出してかっこいいと思ったフレーズを弾けるようにして自分の曲に応用していました。
 最後に、オリジナル曲を作ってみて軽音部の世界が一気に広がりました。「とりあえずベースが弾きたいから」という理由で軽音部に入部した頃は学校内だけでやるのが普通、当たり前だと思っていました。しかし、合同ライブに参加したりオリジナル曲を作ったりしていく中で軽音ってこんなに広い世界なんだ!と感動しワクワクしました。私は人前でなにかすることにあまり緊張せず、むしろ楽しみ!という性格なのでライブで披露する場が一気に増えたことはすごく嬉しかったです。その一方で自分のレベルの低さ、努力量の違いを目の当たりにしました。同時並行でソフトボールもタップダンスもやっていた時にそのふたつを言い訳にしては行けないと思いつつも心の中で言い訳に使っているような気がしました。本気で軽音をやりたい。言い訳を作りたくない。と思い、2年生の夏にソフトボール部を退部し、タップダンスは高校卒業するまで一時的に辞めると連絡しました。その際、今までお世話になった方々から「目標のために選択したならそれを応援するよ。頑張ってね。」と言われました。バンドでひとつの目標に向かうことはもちろんバンドや自分のためでもあるが、この選択に理解し応援してくれた周りの方のためにも頑張ろうと思いました。衝動的少女は合同ライブを中心に活動すると話し合いで決めたため、新しくオリジナル曲で大会に出るバンドを作りたいと思い、非国民△を結成しました。掛け持ちになり、合同ライブがあると同時期に新曲が送られてきて慌てて同時にベースを作ったり、バンド単位で動く時に中立になりやすく、どっちものバンドが思っていることを聞いてどうするのが正しいのか分からなくなったりすることがありました。それでも、バンドメンバーとみんなで作る曲が大好きだから引退まで続けることが出来ました。連日の合同ライブ、大会で負けた時、初めてグランプリを頂けた時、運動部くらい忙しかったけれど毎日の部活をいまでも鮮明に覚えています。辛いこと苦しいことたくさんありました。それでも、みんなと最後まで走り抜けたからこそ軽音部で良かったと心の底から思っています。
 ライブ出来て良かった!!!みんなと音楽出来て良かった!!!

3年Ba




 たち15期生が入部した当時、軽音楽部の活動は数ヶ月に1度の部内ライブと年に1度の文化祭でのカバー曲演奏が中心で、学校内では目立たない存在でした。しかし、2年生に進級すると同時に室井先生と出会いました。出会ってから数ヶ月の間に、二子魂衝動の第一回、第二回が開催され、自分と同じ高校生のライブを目にするたびに「オリジナル楽曲を作りたい」という思いが強くなっていきました。そして、第三回二子魂衝動に向け、オリジナル楽曲を制作し始めました。
  曲を作るためにまず取り組んだことは、多くのバンドの楽曲を聴くことです。今までの聴き方とは違い、歌詞やコード、曲調、音作り、編成に注目して聴くことを意識しました。このことをきっかけに、いくつもの楽曲を制作するようになりました。
 楽曲を制作するようになってから、バンド内で目標を持って活動するようになりましたが、ただ楽しく仲良くバンド活動をしていた私たちは、目標を持つことで意見の食い違いやすれ違いが生じるようになりました。どんなバンドを目指すのか、楽曲を通して伝えたいことは何かなどの話し合いが続き、活動が上手くいかない日々の方が多かったように感じます。ですが、私は楽曲を作り始めたことを後悔していません。私たちは、自分の想いが音に乗って誰かの心に届く喜びを知っています。いつか、作った楽曲の数々が日々を撫でてくれると信じています。
 世田谷総合軽音楽部の一員であること、室井先生の教え子でいられることが私の誇りです。

3年GtVo




 がオリジナル曲を作り始めたきっかけは室井先生に出会ったことが一番の理由です。そして室井先生が前任校で指導していたバンドのライブを見て、同い年でここまでクオリティの高い曲を作れることを知り、私もやってみたいと思ったのも理由の1つです!そこから高校軽音の世界に興味を持ち、室井先生のYouTubeチャンネルの動画を沢山見てバンドの形式、オリジナル曲のジャンルなど様々なことを学びました。私がオリジナル曲を作ることになった時、初めにやったことは「歌いたいことやテーマを決め、出てきたメロディにコードを当てはめていく」というものです。曲を思い浮かべる為に最初は言ってみたい言葉や入れてみたい単語等をツギハギにして曲を作るというやり方です。ですが今はテーマを決めて伝えたいことをどう分かりやすく伝えていくかを重要視して作っています。たとえば曲のテーマに合っていたとしても、一度聞いただけでは聞き取りずらい単語はライブでも何を言ってるか伝わらないので極力使わないようにしています。短く、だけど伝えたいことは伝える、ということができるように細かく細かく作っています。
 次にバンドをやっていて感じることです。私は、自分達の曲を自分達で演奏するからこそオリジナリティを出せて、そのバンドらしさや私達にしか作れない雰囲気を生み出せるのだと信じています。そしてなにより、一番嬉しいことはメンバーと心が繋がっているように感じることです。
 バンドをしていて役立っていること!それは私という人間を表現する場所が出来た、という事です。自分で作詞をしているので思っていることを書いたり伝えたいことを描くことができます。常に本心をオーディエンスに届ける気持ちでいるので私を全力で表現できる場所がバンドであり、ライブになりました。
たくさんの舞台に上がってたくさんの人と関わっていく上で自分に自信がつきました。私がこの夏得られた成功体験は今後の人生を後押ししてくれる大事な思い出になりました。生きてて本当に良かったと心の底から思えました。私はバンド活動やライブをする目的は私自身の思いを伝え、それが誰かに届き、それによって出会えた人や繋がりを大事にしていくことが目的になっていると感じます。もちろん私も最初から曲作りやバンド活動が楽しいことだらけだった訳ではありませんでした。やっていくうちに楽しさを知って良いものを作り上げたくなって曲作りの虜になっていきました。だからこそ、今頑張っている人達全員が興味や憧れを抱いたあの時の気持ちを忘れないで欲しいと共に、これからも一緒に頑張っていきたい!と強く思います。

3年GtVo




 が作曲を始めた理由は、2つあります。1つは軽音部に入って初めて行った合同ライブで、先輩方のバンドがオリジナル曲ばっかりやっていて、そのオリジナル曲の全てがもれなくカッコ良かった所に惹かれ、自分も作曲してみたいと思いました。2つ目は、昔から僕の将来なりたい職業がミュージシャンになることで、高校に入ったら曲を作って、世界に作品を残していきたいと考えていたため、高校に入ってから作曲という物に本格的に触れることになりました。
 作曲する上で、僕が最初にやった事は、とにかく周りの人に曲の作り方を聞くところから始まりました、尊敬する先輩や、かっこいい曲を沢山作ってる先輩、顧問やとても有名な方へ助言を求めてたくさん聞きました、その理由は、僕はまだ作曲をしたことがなく、何から始めればいいのか分からず、正解がない中、物事を進めるのが怖かったのでそうしていました、ですが、結局自分に合う作り方で曲を作るという考えに至ってからは周りの人に曲の作り方を聞くことは必然的に無くなりました。自分のバンドで自分たちのオリジナル曲をやった時の感覚としては、決してとてもかっこよくすごい曲とは言えませんが、やっていてとても楽しく、初めて僕たちはこんなバンドなんだ!と自分たちの色を周りに出し始めた瞬間だと感じました。
 曲を作る際に役立っていることは、大まかに言うと自分に合うやり方を見つけたことです、僕だけだとおもいますが、僕は何故かシャワー中にとてもメロディが考えつく体質を持っていまして、よく曲作りに行き詰まってしまった時はシャワーの音を聞いてかっこいいメロディを考えています、その他の自分のパートのベースラインの作り方などは、音楽理論のスケールなどを基本にして作っています。
 僕が曲を作る目的は、ずばり僕の夢のためです、中学生の頃、僕は音楽に人生が救われたことがあり、僕も音楽で悩んでる人、困ってる人、辛い人を救っていきたい、元気つけたい、生活を彩らせたいと思っていました、そんな夢を持った僕も、今や立派に曲を作っている立場にいます、まだまだいい作曲家とは言えませんが、僕は今、僕がしてる作曲という行動をとても誇らしく思っています、そして、これからも自分のバンドで曲を発信していきたいと強く心から思っています、
 最後に、僕が思っている音楽とは何かを書こうと思います。僕は曲を作り、ライブをすることを「料理」だと思います、その理由は、料理は味を楽しむ為に、事前に具材や調味料を下ごしらえしたり、準備したりします、その後色んな具材や調味料を混ぜ合わせ一種の「料理」ができます。音楽は、音を楽しむ為に、事前に音を作ったり、曲の構成を作ったりし、ライブに向けて準備をします、その後各楽器の音やタイミングが混ざり、ひとつの「音楽」ができます。このように音楽は料理のように、何か一つが飛び抜けてたら悪目立ちするし、相性の悪いものがあれば協調しなくなってしまう、事前の準備を怠ってしまうと本番になった時に完璧のものを出せないなど、たくさん通ずるところがあります、なので僕は音楽は料理だと考えています。料理を極めた料理人という存在がいるように、僕は音楽を極めた音楽家になりたいと思います。
 是非皆さんも自分が思う「音楽とは何か」を考えて見て欲しいです。

1年Ba




 
リジナル曲を作り始めたきっかけは二子魂衝動のライブに出るためです。二子魂衝動はオリジナル曲限定合同ライブなので、コピー曲でライブに出たことはありましたが、自分たちのオリジナルで作った曲でかっこいいライブをする自校や他校の先輩方に憧れ、作りたいと思いました。
 まず初めにやったことは楽曲分析です。ノート一面に分析してその中で良いと思った部分は、AメロやBメロといった各セクションに分けて箇条書きでメモをして引き出しを増やしました。どういうテーマにしたいかメンバーで話し合ったら、私は歌詞を作り、曲の構成とコードといった土台を考えたら、メロディはボーカルにバトンパスしました。そこから各パート雰囲気に合わせてアレンジをしていきました。自分のバンドの方向性として、自分たちが今という時期に強く抱えてる感情や思い出を元に曲を作ろうと話していたので、最近の出来事や印象強いことから曲を作っていました。日常では常にいろんなことが起こるのでテーマは思い浮かびやすかったのですが、いろんなことが起きて一件落着したというような時期にどんな曲を作ろうかと考えるのが難しかったです。何か思いついたとしてもそれは自分たちが本当に伝えたいことなのか?となって没になりました。
 自分のバンドでオリジナル曲を作ることは大変ですが意外と何とかなるものなんだなと思いました。自分がベースやドラムの知識が疎くても、各メンバーが自身のパートの知識を持っているのでそれらを組み合わせてオリジナル曲を作ることができます。
 オリジナル曲を作れたあとの悩みは、自分の作った歌詞やフレーズを好きになれないということです。どうしても好きになれないどころか嫌いになって何度も落ち込みました。顧問や先輩、同級生からアドバイスをいただいて改善するものの、自分が作ったものだからと言って恥ずかしくなり、なかなか自信がつきませんでした。
 何回も悩みましたがオリジナル曲を作って嬉しいことは沢山ありました。他校でライブした後、帰りにすごく良かったよと他校の子に声をかけられたり、周りの部員が私が作ったフレーズを楽しそうに口ずさんでたり、先輩方に「あの曲好きだよ、家でもずっと歌ってるよ」や、「どうやったらそのフレーズ思いつくの、自信持った方がいいよ!」などと、オリジナル曲を作って自信を失った私とは反対にたくさん嬉しい言葉をかけてくれる人に出会えました。自分のバンドのあの曲が嫌いだと言ってしまった時期があったのですが、バンドメンバーが「せっかく4人で作った曲なんだから好きになろうよ自信持とうよ」と言ってくれて考えが変わりました。自分一人で作ってるんじゃなくてバンドメンバーみんなで作ってる曲なのだからとことん大切にするべきだと思いました。
 これらの出来事を踏まえて、次作る曲を楽しみにしてくれてる人のためや、さらに何曲も良い曲を制作して完成させようという気持ちが生まれた事で、これからも私は私のバンドメンバーたちとオリジナル曲作っていきたいと思いました。

1年Gt





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